舞台『五感』
全日程公演中止と無観客収録実施のお知らせ
緊急事態宣言発出及び東京都の休業要請を受けて、舞台『五感』の公演に関しまして慎重に検討を重ねてまいりました。
その結果、2021年5月5日(水)より上演を予定しておりました、東京、大阪、愛知の全ての日程での公演を中止することを決定いたしました。
2020年より上演をお待ちいただいていたみなさまには誠に申し訳ございません。
また、本公演は劇場で無観客での収録を行う予定です。
すでに、舞台美術、衣装、小道具など、開幕に合わせてすべて完成を迎えており、出演者、スタッフは無観客収録に向け、引き続きリハーサルを行っております。みなさまには、出演者とスタッフが作り上げてきた本作を、映像という形で、追ってお届けさせていただけましたら幸いでございます。
チケットをご購入いただいているお客様へ、払い戻しに関する詳細は、改めてお知らせをさせていただきます。チケットは無くさずに保管くださいませ。
お待ちいただいていた皆様にはご迷惑をおかけし、開幕直前の急なお知らせとなりますことを心よりお詫び申し上げます。何卒、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
2021年4月26日(月)
ファーベルとルーデンス
2020年より延期に延期を重ねて、いよいよ目の前に開幕が見えてきておりました。
数ヶ月のリハーサルで積み上げてきた、
出演者とスタッフの、
心と時間とエネルギーが、
報われず、成仏もできずに、
亡霊になって、
心のどこかに残ってしまうであろうことが、
何よりも何よりも今は、
心苦しいです。
「中止」という判断はある意味、簡単に下すことはできます。
そうではなくて、
どうすれば上演ができるのか?
なんとかしてお客さん迎えて上演することはできないのか?
ライブ配信で公演を届けるのはどうか?
月末に延期はできないのか?
地方公演から開幕して東京に戻っては来れないのか?
ありとあらゆる可能性を挙げて、スタッフと、各都市の劇場の方々と、何度も何度も何度も話し合って出した答えが、無観客収録です。予定していた撮影クルーの力を借りて、多数台のカメラを入れて、本作の収録を行います。
座組みは現在、収録に向けてリハーサルを続けております。
それはもう、どんより空気を吹き飛ばすぐらいに燃えております。映像の完成をお楽しみにお待ちいただけましたら幸いです。
それぞれ出演者を応援されている皆様には、出演者のみなさんへの応援を通して『五感』という作品を応援してくださり、誠にありがとうございます。
今後とも、出演者、スタッフ、ファーベルとルーデンスをよろしくお願い申し上げます。
ファーベルとルーデンス
寺本晃輔